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月経異常(生理不順)とは、「正常な月経の範囲外にある状態」をいいます。
個人差も有りますが、一般的に正常の月経周期は25~38日、持続日数は3~7日、月経時の血液量の正常な範囲は20~140mlと言われています。月経異常(生理不順)は、無月経になってしまったり、周期がバラバラだったり、月経期間が短かったり長かったりと、悩みのタイプはさまざまです。原因としては、精神的・身体的なストレスが原因でホルモンバランスが崩れ月経異常(生理不順)を起すこともあります。ダイエットや無理な食事制限が原因にもなります。
また、子宮筋腫や子宮内膜症等の子宮や卵巣の疾患が原因で起こる事もあります。
妊娠していないのに3ヶ月以上月経がないもの
月経周期が延長し、39日以上3ヶ月未満かかるもの
月経周期が短縮し、24日以内にくるもの
月経血が多過ぎるもの
出血が続く日数が8日以上のもの
月経は個人差も大きく、一つでも当てはまれば異常というわけではありませんが、病気が隠れていたり、不妊につながる可能性もあります。治療は、原因や妊娠のご希望の有無により異なりますので、月経についてご心配なことがあれば、一度ご相談ください。
子宮がんには、子宮の入り口に発生する子宮頸がんと、子宮の内側から発生する子宮体がんの2種類があります。
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papolloma Virus)というウイルスの感染が原因であることが分かっています。
HPVは性行為により子宮頚部に感染します。一度でも性交経験のある女性は、HPV感染の可能性があります。HPVに感染しても、ほとんどの方は自分の免疫でウイルスが自然排除されます。しかしごく一部の方では、感染が長期間持続し炎症を起こします。そして子宮頸部異形成とよばれる病態を経て、数年から数10年をかけて子宮頸がんに進行していきます。
子宮頸がんは、このように原因が分かっているがんで、きちんと検診をしていれば、がんになる前の異形成の状態で治療ができます。なので、予防ができる唯一のがんなのです。 今では、このHPVの感染予防ワクチンもありますので、性経験のない方はワクチン接種を、性経験のある方は定期的な検診をおすすめいたします。
子宮体がんとは子宮内膜が異常に増殖することで発生するため子宮内膜がんともよばれています。
子宮体がんは卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンが深くかかわっています。
卵胞ホルモンには子宮内膜の発育を促す作用がありますので、卵胞ホルモンの値が高い方では子宮内膜増殖症という前段階を経て子宮体がんが発生することが知られています。出産したことがない、肥満、月経不順(無排卵性月経周期)がある、卵胞ホルモン製剤だけのホルモン療法を受けている方などがこれにあたります。
一方、このような卵胞ホルモンの刺激と関連なく生じるものもあります。このようなタイプの子宮体がんはがん関連遺伝子の異常に伴って発生するとされ、比較的高齢者に多く見られます。そのほか高血圧、糖尿病、近親者に乳がん、大腸がんを患った方がいることなども危険因子として知られています。
初期は無症状のこともあり、最もよく見られる症状は不正出血(とくに閉経後の不正出血は要注意)です。子宮体がんは、早期に発見できればその大半は治癒に至ると言われていますので、早期発見・早期治療が望まれます。
おりものとは、膣や子宮から出された分泌物です。健康な状態の膣内は酸性を保ち大腸菌やカンジタ真菌などの雑菌の繁殖を抑えるよう働きます。これは、「膣の自浄作用」と呼ばれており、おりものの中にある「デーデルライン桿菌(かんきん)」という善玉の乳酸菌の働きによるものだとされています。
しかし、何らかの理由で乳酸菌の量が少なくなると、膣内が酸性からアルカリ性に傾き、膣内の自浄作用力が落ちてしまい、膣炎を引き起こしやすくなります。
量や色には個人差があり、すべて異常とは言い切れませんが、いつもよりにおいがきつい、量が多いというときは、何らかの疾患の可能性があります。
精神的、身体的ストレスや疲労により抵抗力が低下した状態、月経前や排卵期、過剰な洗浄、閉経後、糖尿病のかたなどは膣炎が起きやすいと言われています。
当院では、まず膣分泌物培養検査を行い、検出された菌に応じて治療を行います。 気になる症状がある場合は、あまり我慢せず早めにご相談ください。
OCとは英語名Oral Contraceptivesの略称で、経口避妊薬のことです。一般的にピル、または低用量ピルといわれています。 ピルとは「黄体ホルモン」と「卵胞ホルモン」という女性ホルモンを主成分とした錠剤で、卵胞の成熟を抑え、その結果排卵が起こらなくなるものです。
OCの主たる目的は「避妊」ですが、OCには月経困難症を初めとする様々な副効果があることが証明されています。使用目的が月経困難症のものをLEPと言い、保険適応の治療になります。
OC/LEPの内服により月経量は1/3程度に減少し、月経痛も改善します。 現在では下記項目のように使用されています。
OC問診票はこちらからダウンロードしてください。
※ピルによって妊娠しにくくなったり、太るという事はありません。
卵巣がん、子宮体がんの発症リスクを軽減します。 乳がんの発症リスクは服用期間が5年未満であればほとんど変化しません。
緊急避妊とは、性交後72時間以内にレボノルゲストレル錠を内服し、妊娠を回避することをいいます。計画的に妊娠を回避するものではなく、あくまで緊急的な最後の避妊方法です。
当院では、より副作用が少なく、高い避妊効果を得られるように処方を行っております。ただ、100%妊娠が回避できるものではありません。
内服から3週間後に妊娠反応を確認して最終判断をします。
当院では、24時間処方が可能です。(時間外の場合、時間外料金は発生します。)
当院では人工妊娠中絶手術も施行しております。静脈麻酔下にて無痛中絶手術を行います。12週以降の方も一度ご相談ください。
黄体ホルモンという女性ホルモンを子宮の中に持続的に放出・維持することができる薬剤徐放システムで、子宮内に装着して使用します。過多月経、月経困難症の治療薬として保険適用となりました。
高い効果を持つ避妊薬としても知られています。(妊娠率0.2%)現在では世界約130ヵ国で延べ3900万人の女性が使用しています。
まず診察をして、性感染症やがん検診、超音波検査を行い、適応があれば施術に進みます。
適応があれば、装着日を予約していただきます。装着日は、月経終了前後になります。内診台で、膣内を消毒し、子宮の入り口からミレーナを挿入します。処置は数分で終わります。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月を目安に定期的にミレーナの位置を確認します。1年が経過したあとは、1年ごとの検診になります。
ミレーナから放出される黄体ホルモンは、子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、内膜は薄い状態となり、月経血を減少されるとともに、月経痛を軽くします。
そのため、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などが原因の月経過多や月経困難症に効果を発揮します。
思春期は、子供から大人への移行期で心と体のトラブルも多く、悩みがちになります。月経痛や月経周期、おりもの、性感染症、避妊や妊娠など、親にも相談できない、誰にも話すことができない、もし、そんな悩みを抱えているのであれば、一度ご相談ください。
当院では人工妊娠中絶手術も施行しております。
静脈麻酔下にて無痛中絶手術を行います。
一般的に、避妊を行わず夫婦生活を行えば、1か月間での妊娠率は20%、6か月で73.8%、12ヶ月で93.1%になると言われています。なので生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年以上避妊せず性交を行っているにも関わらず、妊娠の成立をみない場合を不妊症といいます。
不妊症の原因は女性に多いように思われがちですが、「男性のみ」「男女ともにあり」の男性原因は約半数にのぼります。そのため、不妊症の検査は夫婦ともに受けることが大切です。
当院では以下の検査と治療を行っております。ピルや避妊リングなども取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
ホルモン検査、超音波検査、
卵管通水検査、粘液検査など
精液検査
排卵日を推定し、性交を促す指導です。排卵誘発剤の内服や注射を併用する方法もあります。
排卵日に合わせて、調整した精液を子宮内に注入します。当院では精子濃縮洗浄法にて行います。
※男性に精液所見や性機能障害があれば、当院にて、漢方薬や性機能改善薬を処方いたします。ご相談ください。
※体外受精が必要な方は、不妊専門施設にご紹介いたします。
赤ちゃんを授かりたいと思っているにも関わらず、なかなか妊娠しない場合は年齢や期間に関わらず、一度ご相談ください。
ブライダルチェックでは、妊娠や出産に影響がある病気の有無をチェックします。子宮や卵巣の病気、性感染症は初期には自覚症状のないことが多く、病気を放置すると、不妊症や赤ちゃんの先天的な病気につながります。