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「プレ更年期」は、更年期を迎える前の10年位の期間、30代後半~40代前半に更年期障害と同じような症状が現れる場合があり、これをプレ更年期と言います。
女性ホルモンが、30代後半から穏やかに減少を始め、様々なストレスにより自律神経の働きに乱れが生じることが原因で起こります。
この時期に、更年期症状に似た、動悸・ほてり・発汗・不安・焦燥感、いらいら感など様々な不調が現れます。時に月経不順や、月経血の減少がおこります。
実際の原因は、更年期にみられる急激な卵巣機能の低下ではなく、ストレスによる自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れや一時的な低下です。
自律神経には体の各器官の働きを正常にコントロールする役割がありますが、自律神経が乱れることにより体調が不安定になって更年期のような不快症状となり現れることがあります。
生きていくためにストレスはつきものですが、この自律神経を理解し上手に休んで整えましょう。
全ての女性に更年期はやってきます。「プレ更年期」の時期からできる対処法や上手に付き合う方法を一緒に準備していきましょう!
更年期とは、生殖期(妊娠・出産が可能な時期)と老年期の間の移行期のことです。
閉経の前後5年間と定義されているので、年齢的には45〜55歳頃を指します。
更年期症状とは、閉経に伴い卵巣の機能が衰え、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することで起こる多種多様な症状のことで、その症状により日常生活に支障をきたすものを更年期障害と言います。
日本における総女性人口は約6476万人で、更年期の女性は1296万人と言われています。そのうち389万人もの女性が更年期障害で苦しんでいるにも関わらず、病院を受診されている女性はわずか6%ほどです。
仕事、家事、子育てが少しずつ落ち着き、ようやく自分の人生に向き合えるこの時期に、今度は自分の体のことで思うように生活できないのは、勿体無いですよね。
また自分が更年期障害であること自体に気付いていらっしゃらない方も多くいらっしゃいます。少しでも体の変化を感じ、悩んでいるのであれば、1人で我慢せずぜひご相談ください。
当院では、現在の卵巣機能がどの程度あるかにより、その方に合った治療法をご提案させていただきます。
苦しいこの時期を、なるべく楽に乗り切り、今まで頑張ってきた自分自身の人生を謳歌しましょう。
日本人の女性は、みんな頑張り屋さんなのです。
どの症状がどれくらいの強さで出るかは人によってさまざまです。更年期障害の症状は、血管の拡張と放熱に関する症状、その他の身体症状、精神症状の3つに大きく分けられます。
のぼせ(ホットフラッシュ)/ 顔のほてり / 異常な発汗
頭痛 / めまい / 耳鳴り / 動悸 / 息切れ / 頻脈 / 肩こり / 関節痛 / 手足のしびれ / 冷え / 疲れやすさ
気分の落ち込み / 意欲の低下 / イライラ / 情緒不安定 / 不眠
注意していただきたいことは、更年期障害の診断基準は存在しません。 様々な産婦人科以外の疾患を全て除外できて、初めて更年期障害を疑うことになります。
最初から更年期症状だと決めてかからず、背後に隠れている可能性のある重大な疾患を見落とさないようにすることがとても重要です。
1、症状の問診
2、血液中の女性ホルモンの値
3、他科の疾患の除外診断これらの検査のうえ、その方に合った治療法をご提案させていただきます。
ご希望の方は、更年期カウンセリングも行っているので、受付までお声がけください。
※完全予約制です。
当院では以下の治療方法があります。
ホルモン補充療法(HRT)は、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する療法です。また、子宮を有する場合には、黄体ホルモン(プロゲステロン)を一緒に投与します。HRTは保険適用で、自己負担も少なく、更年期障害の根本的な治療法としてもっとも期待されてます。
当院では、年齢、症状、閉経の有無などにより、薬剤の種類、投与期間、投与量など、個々の患者様に合ったホルモン剤をおすすめしております。お気楽にご相談ください。
東洋医学では「気」「血」「水」の3つのバランスが乱れることで、身体の不調や様々な病気を引き起こすと言われています。
エネルギーの素
体内の栄養分やその働き
体内にある、
血液以外のすべての液体
漢方は、ホルモン補充療法より精神的症状や冷えでの効果が高いことはよく知られています。 当院では、一人一人の体質にあったさまざまな漢方をとりそろえ処方しております。